梅雨が明け、暑い日が続いています。入所者様や通所リハビリの利用者様もタオルで汗をぬぐいながら運動しています。通所リハビリの利用者様の中には、クーラーは嫌いと言われ扇風機だけで過ごされている方や、家に風が入ってくるからとクーラーも扇風機もつけていない方も見られます。熱中症は、急に症状が現れることがあるため、注意するよう声掛けをしながらリハビリをしています。
今回は、機能訓練室にある機器などについて紹介したいと思います。
まずは、どこの施設や病院のリハビリ室をみても必ずあると言ってもいい『平行棒』。むつみ苑には、全部で3台あります。歩くという行為は基本動作の一つであり、入所者様・通所者様の多くがしっかりと歩きたいという目的をもってリハビリしています。バランスが悪く歩行が不安定な人に対しては、バランスマット上を歩いたり、歩幅が小さくなって歩行が不安定な人に対しては、板などを置き、またぐことによって足を出す練習をしたりと利用者様に合わせた歩行訓練を行っています。何回歩いたのか分からなくるなる利用者様のために、休憩する椅子の近くに回数を数えてもらう折り紙やクリップを置いて、数えながら歩いてもらっています。
次は『滑車』です。むつみ苑には、全部で7つの滑車があります。肩の可動域を改善したり、普段あまり動かない利用者様に対して少しでも腕を動かしてもらう時に使用しています。肩こりの利用者様が滑車でストレッチをすると「楽になったよ~」と言われる方もいます。椅子に座ったり立ち上がった時に、ふらつく利用者様も見られたため、手すりを設置し、より安全に滑車でのリハビリが行えるようにしました。
最後に『ドリンクディスペンサー』です。利用者様の中には、あまり水分をとらなかったり、汗をかきながらリハビリを行う人がいます。特に夏の間は熱中症予防のため、リハビリの合間に冷たいお水を飲んでもらうよう気を付けながら行っています。一年中設置しており、利用者様の中には必ずお水を飲んでから部屋に帰る人も見られます。
今回の機能訓練室の紹介は以上です。まだまだいろいろな機器がありますので、少しづつ紹介していきたいと思います。
(リハビリ科 O)